【作 品】  益子窯 天目釉乱文壺 昭和三九年 現代国際陶芸展出品作  共布・共箱

【作 家】  木村 一郎

【サイズ】  高さ約３１．５ｃｍ 胴径約３３．５ｃｍ 

【作品説明】 1964年、東京オリンピックとともに、世界一の陶芸国と自負していた我が国は「現代国際陶芸展」を開催。
だが結果は、「日本陶芸の惨敗」。欧米作家の作品は技術的にも美術的にも著しく向上し、作品の全てが目映かった。
惨憺たるムードの中、唯一気を吐いた国内作品が木村一郎の「天目釉乱文壺」であった。
外国人作家たちが賞賛したこの作品によって我が開催国の面目が保たれたのである。 
木村一郎絶頂期の最高傑作。 未使用保管品。

※木村は河井寬次郎などに憧れをもち、それまでの益子焼になかった陶芸を展開した。

1946年登窯を築窯、窯出しには濱田庄司も立ち会った。木村の陶芸に天才的な特別なものを感じ取っていたからだった。
加守田章二が益子へ来たのも木村を憧憬してのことという。

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