【試奏動画公開中！】 試奏動画公開しております。 URLはこちら https://youtu.be/H1y41TAQSc PERRY & WILKINSON（Thomas Perry） アイルランド・ダブリン　1796年製作 オールド・ヴァイオリン ボディ長：357mm Thomas Perry（1744 – 1818） ペリーはアイルランド人ですが、フランスの有名なバイオリン製作者であるClaude Pierray(1700 – 1740)に関係があるとされています。 父親にバイオリン製作を習い、1766年頃にはアイルランド・ダブリンの工房を引き継ぎます。1789年には息子のWilliam Wilkisoと協力し、「Perry & Wilkiso」として楽器製作会社（工房）を設立しました。1818年にペリーが亡くなった後も、工房の作品は少なくとも1828年までは製作されていたようです。 当楽器はPerry & Wilkiso工房が設立されて数年後の作品になります。 内部には製作ラベルと表板のリペアサイン、側板のリペアラベルが見られます。 裏板ボタン下には「PERRY DUBLIN」の焼き印が入っています。 表板内部のリペアサインについては上手く読み取れませんが、側板のリペアラベルにはMAX F.REIKOSKY（アメリカ・ニュージャージー州トレントン）によって1926年7月28日に修理されたことが記されています。 オールドですのでクラック等見られますが、内側からクリーツで貼り合わせ・補強されており、どれもきちんと修復されております。 きちんとメンテナンス・修理されて代々受け継がれてきた価値のある楽器であることが分かります。 フィッテングパーツ（ペグ・テールピース・あご当て）を高級エボニー製のものに交換しました。 駒もTellerのものに交換しました。 昨今の円安情勢も相まって、こういった素晴らしいバイオリンは年々値上がりする一方です。 この価格でこのクラスの個体を入手できる可能性は今後ますます低くなります。 一通り調整済み（駒調整、ペグ調整、魂柱調整、磨き、クリーニング、全体調整）になります。 専門店参考価格１５０万円～２００万円