所有ギター整理のため、シリアルナンバーから1984年製のMartin D-28を出品します。

一般に80年代初頭はアコースティックギターが不況だった時期で、マーティン社でも大量のリストラが行われ、老練職人だけが残ったため、80年代初頭のマーティンギターは、Martin社の黄金期を支えてきたベテランの老練職人により、1本1本を丁寧に作られており、製造台数も少なく、品質が高いという評価がなされているようです。
ちなみに、1984製のD-28の製造数はわずか743本のようです。
なお、1984年途中からピックガードの貼り付け方法が、塗り込み型と言われる塗装前に貼り付ける方式から、塗装後に貼り付ける方式に変更となっています。こちらはシリアルナンバーから、変更後の個体ですので、それまでの塗り込み型の場合によく発生する、いわゆるマーチンクラッチはありません。

こちらのギターはSQネックとなりますが、比較的細めで握りやすい印象です。おすすめポイントとしては特にネックの状態が抜群に良く、真っ直ぐで元起きもありません。弦高は6弦12フレットで約2.5ミリ、1弦12フレットで約2.0ミリと適正なセッティングです。サドルの高さも十分あるので、さらに弦高を下げることも可能です。
パーツはオリジナルで、ストラップピンやピックアップの増設もありません。
プレイアビリティ抜群で、製造から40年近く経過しているビンテージギターと考えるとかなり美品の部類に入ると思います。ケースは、近年もののマーチンハードケースとなります。
以上よろしくお願いします。