1870年代と思われるトーピードとコッズ（ラムネ瓶）のハイブリッドボトルです！ 本品は魚雷に似た見た目の"トーピードボトル"（別名ハミルトンボトル、日本ではきゅうり瓶）と後年に登場するコッズ（ラムネ）ボトルの特徴を両方兼ね備えた大変珍しいボトルで、上部がコッズ、下部がトーピードの形状になっています。 まず、1810年代にウィリアムハミルトンという人物が特許を取得したトーピードボトルが登場します。炭酸飲料の内圧にコルクが耐えられるようにする為、常に横にしてコルクを湿らせることで乾燥収縮を防ぐ構造になっていました。その後、1872年に現在も親しまれるコッズボトルが誕生し、1880年代にはトーピードボトルは姿を消します。 その過程の中、僅かに本品のような両方の特徴を兼ね備えたボトルが登場します。本来、トーピードボトルはコルク栓を湿らす為に横に寝る構造になっていますが、ビー玉の栓ではあまり意味がなく、すぐに直立するボトルに切り替わりました。従って、トーピードからコッズに切り替わる前後のごく僅かな期間しか作られておらず、存在自体もあまり知られていません。 更に本品はファイアーキングでもお馴染みのキンバリーという南アフリカの都市名がエンボスが刻まれており、イギリスのケープ植民地時代、南アフリカ向けの製品と思われます。 イギリス・アメリカのマーケットや、ボトルオークションでもなかなか見かけないボトルです。 コンディションもニアミントと呼べるほど素晴らしく、価値あるコレクションになる逸品だと思います☆ 【詳細】 仕様：ビー玉栓タイプ カラー：グリーン 年式：1870年代中期 エンボス:NEWTON STEAMAERATED WATER WORKS KIMBERLEY 裏　C.S&Co LD 底部NS.W サイズ:H 約260mm W 約70mm （胴部最大） 状態:割れ、欠けなし、表面に目立たない極小打痕、多少の擦れあり 【注意事項】 ・本品はアンティーク品の為、年代相応な傷や劣化がある場合がございます(判明した傷、汚れ等は極力特記します) ・商品説明は、当方のコレクション経験と資料調査を基本としていますが、出品者による見解です ・その他ご不明点は事前にご質問ください #アンティーク　#ビン　#瓶　#ビンテージ　#レトロ　 #明治時代　#戦前　#骨董　#ラムネ